小さな 約束
このブログの筆者と〇〇〇ちゃんは、 ようやく この場所に立って、 あるものを見ました。
◇
2月下旬のある日、 〇〇〇ちゃんが バスを降りる前に話しかけてきました。
「 にゃっはーに見て欲しいものがあるから、 今度 ブランコ公園に一緒に来て。 」
「 いいよ。 でも、 それってなあに? 」
「 木の形が面白いの。 ひらがなの ” く ” に見えるんだよ。 」
「 オッケー! 時間がある時に、 一緒に見に行こうね。 」
「 うん! 」
◇
なかなか タイミングが合わない中、
〇〇〇ちゃんは、 バスの中で
「 今度 見に行こうね。 」 と言いました。
お別れ遠足の日にも たまたま駅前で会って、
「 にゃはー、 今度 見に行こうね。 」 と、 〇〇〇ちゃんは言いました。
3月に入り、
二人のタイミングが ようやく合う日が訪れました。
そして、
念願かなって 私たちは あの場所に立ち、 実物を見ました。
「 見て! あの木が ” く ” に見えるんだよ。 」
「 あっ、 ホントだっ! 」
「 でしょ!? 」
「 ” く ” に見える。 」
「 これだったんだぁ~。 」
私は、
手前の黒っぽい幹を指差しました。
「 にゃっはー、 違うよ! ちょっと来て。 」
とことこ歩き出す〇〇〇ちゃん。
「 こっちだよ。 ここが ” く ” に見えるでしょ。 」
「 うわっ、 ホントだっ! 見える、 見える! 」
( 分かってないなぁ~、 いつも 私は こうなんだよなぁ~。 )
この日を迎えるのに、 何日かかったのかなぁ?
そう思うと、 私はとても感激しました。
降園時間が近づいていました。
チャイムが鳴ったので、
「 今度、 写真撮ろうね。 」
「 うん。 」
私たちは、 バイバイしました。
◇
週が明けると、 いよいよ 卒園まで あと1週間となりました。
週の半ばに、時間が出来た筆者は、 お熱で〇〇〇ちゃんが休んでいることを知りました。
そこで 念のため、
思い出の木の幹を 撮影しておくことにしたのです。
上の写真は、 二人が立った時と同じ位置から撮影した写真です。
◇
そして、
とうとう 年長さんが バスに乗る最後の日になりました。
病み上がりで少し元気がなかった〇〇〇ちゃんがバスを降りる時に、 私たちは 小さな約束をしました。
「 卒園式の日に、 もし会えたら 一緒に 木の前で写真を撮ろうね。 」
「 うん、 わかった。 バイバイ。 」