春を迎えるための大切な日がやって来ました。
八柱幼稚園の豆まきは、心の中の様々な雑念を消し去り、勇気と希望に満ちた優しく温かい心を育てるための伝統行事です。
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今週は、豆まきを持って終了です。
保護者の皆さん、
ご支援とご協力 本当にありがとうございました。
鬼が来る前の様子
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豆まきの鬼がこわい!
幼稚園に行きたくない!
そんな、
妹の〇〇〇ちゃんと姉の〇〇〇ちゃんのために、
朝、
ママが手作りのお守りを持たせてくれました。
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お守りを 大事に大事に持って登園してきた二人。
ママのお守りには
魔除けや幸運を呼ぶ強い力があったんですね。
愛情込めて作ったお守りだからこそ・・・
優しい心で、送り出してくださったお母さん、
ありがとうございます。
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朝、
バスを降りてお部屋に向かった妹の〇〇〇ちゃんに、
後から 「〇〇〇はー。」 って声を掛けられて、
別の子と前方を手をつないで歩いていた筆者は
振り返って〇〇〇ちゃんのところへ戻り、
「おはよう!」 って言って、
ちょっとだけ頭をなでなでしました。
色白のお顔が寒さのせいか、少し元気が無いように感じました。
でも、
〇〇〇ちゃんは笑顔でした。
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こわがる二人が
その様な経緯で登園してきたことを知る由もありませんでした。
事のすべては、
一日が終わって、
そこで初めてクラスの先生から教えてもらい、事情が分かった次第です。
〇〇〇〇先生は、ありのままを感動の思いを持って 筆者に伝えてくれました。
ああ、なんていい話なんだろう!
聞いただけで、もう胸がいっぱいでした。
◇
お話しを聞いていくと、
先生がお守りの存在を知ったのは、豆まきが終わってお部屋に戻ってからのことだったそうです。
おや、折り紙が落ちているぞ。 なにかな?
裏に名前が書いてある。
〇〇〇
「これ、〇〇〇ちゃんのもの?」
「ちがう・・・」
(あさ、おうちを出る時に、これは内緒だよというお約束になっていたのかな?)
もしかして、
この手作りお守りを幼稚園に持たせてはいけないと判断されたのかも知れない。
(持たせてくださっても大丈夫だったそうですよ!)
クラスの先生は、
後で おうちに電話してすべての経緯を確認されたとのことでした。
一方で、
姉の〇〇〇ちゃんは、お守りどうしてたのかなぁ?
ちゃんと持ってられたかなぁ?
知りたいところです。
◇
豆まきは終わりました。
いつの年でも、このような小さな親子の胸を打つエピソードはあったことでしょう。
今年も、
本当にいい豆まきでした。
素晴らしい経験が出来ました
ブログ記事が、筆者の怠慢で遅れてしまい申し訳ありません。
◇
お母さまへ
妹の〇〇〇ちゃんは、上の写真(担任が撮影)以外に、豆まき終了後の外で撮ったスナップ写真に写っていました。元気でしたよ。
姉の〇〇〇ちゃんは、一部スナップ写真と恒例の年長組・記念写真に元気よく写っています。
ご安心ください!
◇
豆まきを経て暦の上では春を迎えます。
明日は立春。
鬼登場!
君は勇気百倍の男(男の子)だ!
見よ、鬼が膝まずこうとしているではないか!
「さがれっ!」 「ははーっ!」
ああっ、隙を見てあお鬼が〇〇先生を連れ去ろうとしているぞ!
みんな、救出作戦開始だっ!
年長さんはさすがに手強(てごわ)いと見て、標的を年中・少さんに変えてくるあたりは、さすがに百戦錬磨のあか鬼だ。
そして、やはり強い。金棒で威嚇する鬼に、豆まき全員攻撃で応戦だ!
最前列に女の子、大丈夫か!?
先生がいてくれるから、大丈夫!!
絶対に負けないぞぉ~!
お見事、あっぱれだ❗
「見てっ! 鬼が逃げて行く。」
「ありがとう、〇〇先生!」
「よく頑張ったね!」
この時、鬼は何を思ったのだろうか?
鬼は、このまま退散してしまった。
◇
年長さん恒例のかがり火集合写真
(火が消えてしまったけどねっ! 笑)
年少さんが、 「はいチーズ!」
終わってみればみんなのお顔が笑顔に変身!
なんか楽しかった~!
おれも楽しかった~!
あたしも楽しかった~!
年長さんは、豆まきのあとさっそく制作帳で鬼作りに取り組みました。
鬼は、ただ単に怖くて悪いものなの?
こうして振り替えると、不思議なことに
ぼくたち、わたしたちの心の中にある、
泣き虫・弱虫・意地悪虫・なまけ虫・面倒くさい虫・どうでもいいです虫・わがまま虫・さぼり虫・うそつき虫・・・・・・等々、
それらをみ~んなきれいにお掃除してもらったような気がします。
◇
年長さんは、豆まきのことを振り返り、色々なことを心の中に思い描きながら 制作したのだと思います。
ちょっとのぞきに行けばよかった。
💖
良い子の皆さん、
豆まきは楽しかったですか?
皆さんの投げてた豆は
すんごい威力がありました。
なんで分かったかと言うと、
子供たちは
鬼がまだ遠くにいるのに、早めに投げ始めるんですね。
それが私の顔や手や足やお腹やカメラやメガネにバンバン当たって、
ちょっとだけ やられている鬼の気分を味わいました。
「痛ててて。 鬼じゃないよ!」 と言っても、
良い子の皆さんは、
近くにいる私は見えなくて、遠くの鬼が気になってしょうがない訳です。
それがまた面白かったのですが、
鬼が近くに来た時、豆が無いということにならないか心配しました。
◇
何年か前に、
「〇〇〇はー、写真なんか撮ってないで 一緒に豆投げてよ!」 って言った子がいまして、
(私も本当にそう思います)
今年は、
きのうのブログにも書きましたけど、
豆まきの最後の方で、一緒に豆を持って投げることにしました。
◇
最初は、
鬼に対して豆を投げることが、とても痛快に感じられてなりませんでした。
でも、あとから
鬼をどれだけ痛めつければよいの? という素朴な疑問も浮かんできました。
鬼を見ているうちに、
なぜだか、鬼が可哀そうに思えてきたからです。
こういう気持ちになるのは変ですか?
私がもし鬼だったとして、
大勢のかわいい子供たちや、優しい先生たちから
無数の豆を投げられ、
痛めつけられて
「帰れコール」 で去っていく。
想像しただけでも とても耐えられない話です。
でもこれは、私の考えすぎかも知れませんね。
◇
鬼と正々堂々真っ向勝負し、先生たちと子供たちが勝った。
その上で、
一人ひとりの心の中にある
泣き虫・弱虫・意地悪虫・なまけ虫・面倒くさい虫・どうでもいいです虫・わがまま虫・さぼり虫・うそつき虫などが、
いつの間にか消えていたとしたら、勝負した意味が大いにあります。
強い鬼は去っていきました。
そして、
良い子の皆さんの心の中には、勇気が芽生えました。
これは、
ちょっと難しい言葉ですが、
人生の荒波を乗り越えて行くために必要な強い気持ちのことです。
春を迎える行事を経験して、
皆さんが またひとつお兄さん・お姉さんになることを
先生たちが喜んでいます。
おうちのお父さん、お母さんが喜んでいます。
きょうは、よくがんばったね!
月曜日から、
また楽しく過ごしましょう。
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