保護者の皆さん、今年度 第1回目の避難訓練に参加ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
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時計の針が、午前11時を回り 避難訓練が開始されました。
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今回の訓練では、
人命最優先を徹底し、園児の安全確保が確実になされているかどうかを意識しながら、
安全な避難経路を冷静に判断しながら通り、指示された避難場所まで慌てずに移動しました。
私たちは、スピードよりも安全をより重視して取り組みました。
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ここで問われるのは、園児の命を預かる大人(今回は、保護者の園内活動はなく、幼稚園教職員全員とキッズルームスタッフ数名が参加しました)同士の連携の重要性です。
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訓練中、幸いにしてけが人や病人は出ませんでした。
しかしながら、本当の震災では訓練のように簡単に終わることはないと考えなくてはなりません。
けが人や病人が全く出ないとは考えにくく、園ではさらなる救護体制の強化を検討しました。
以下は、記録写真
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良い子の皆さん、
その1からの続き
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人によってお迎えの時間に差がありました。
これは、
地震が収まって もう大丈夫!というタイミングで 全ての人がお家を出発する練習でしたから、近くの人は早く幼稚園に着き、遠くの人は時間がかかったのです。
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お迎えに来てくれた時、
すごくうれしかったでしょう。
中には、とても長く(長く感じた)待った子もいたよね。
その時は、不安な気持ちにもなったかと思います。
そのことも含めて、きょうあったことは全てが訓練のうちです。
もし、雨が降れば 園内の安全な室内や雨の当たらない場所に移動して待つことになります。
地震が収束して(そういう想定)から約50分が経過し、
お迎えがまだの園児が5人いました。
それぞれの待機場所に行ってみましたが、
先生と一緒に ちゃんとお利口さんにして待っていました。
ここでお約束しておきましょう。
どんな時でも、
必ずお家から誰かがお迎えに来てくれます。
それまでは、
幼稚園で先生と 安全な場所で無事に待つこと。
先生たちの助言やサポートには、
良い子の皆さんを安全に保護する とても大切な意味があります。
危険な場所から逃げるだけじゃなくて、
安全な場所を見つけて無事に待つことを、先生たちは教えてくれます。
そして 待っている時は、
先生たちのお話しをよぉ~く聞いてくださいね。
そうすれば、
動揺している心もきっと落ち着くと思います。
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良い子の皆さん、
それにしても、きょうは避難訓練をよく頑張りましたね。
地震が発生した時(そういう想定)、私(このブログを書いてる人)は たまたま年少クラスの近くにいましたので、ちょうどダンゴムシのポーズで安全確保をしているところを記録用に撮影しました。
年少さんたちが先生のお話しをよく聞きながら一生懸命 ダンゴムシのポーズをとる姿を見て、すべての園児を必ず安全な場所まで誘導するぞと覚悟を決めました。
園庭の芝生が避難場所になりその後移動しましたが、中には泣いている子もいたようです。
でも、
一切 取り乱したりせず、最後までしっかり行動出来たことは大きいです。
一番身近にいるクラスの先生たちが、落ち着いて園児を誘導してくれたに違いありません。
「 お・か・し・も 」 のおやくそくもしっかり守られていました。
ひとつ注意点
きょう、
避難場所へ移動する際は、
それぞれ アライグマのポーズをとり、火事の煙を吸わないように みんなが気を付けていたと思います。
芝生に着いてからも、
素手で口を押えているおともだちが大勢いました。
そこで・・・、
もしも、
体操ズボンのポケットにハンカチが入っていて、それを取り出して口に軽くあてがうことが出来たら、 ①ドキドキしていた不安な気持ちと ②汗ばんだ手で押さえた口と鼻の呼吸の 両方が少し楽になったと思うんですよ。
これは、お部屋で 改めて先生と試してみたり、お話しを聞いて使い方を覚えて欲しいと思います。
火事だ!
筆者は、
昔、ご近所で本当の火災があって、震える手で119番通報し、
その後、幼稚園にある消火器を先生方に すべてかき集めてもらい、
それを持って、
今の園長先生と 二人で燃えている部屋の中に飛び込んでいきました。
あの時、
筆者は目の前にある炎にガンガン消火剤をかけまくりましたが、
いつの間にか 口の中にいろんなものを吸い込んでいたようでした。
「 先生、助けてっ! 」 と ご婦人の悲痛な叫び。
( 消防車が来るまで何とか頑張ろう! )
そこへ、
私(筆者)の背後から、今の園長先生が
私の口にタオルをあてがってくれたのです。
バカでかい声で、
「 〇〇先生、これ使ってください! 」
むせながら、
「 ありがとう、助かった! 」
その時の、
冷静でいてくれた彼の存在に 今でもものすごく感謝しています。
その後、しばらくして消防車が到着した時は、心底 ホッとすると同時に、
口の中の違和感でたまらない気分になりました。
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タオルやハンカチは、
時として 命を救う大きな役目を果たしてくれます。
もうひとつ注意点
防災頭巾をかぶり続けると夏場は暑くてたまりません。
これは、
本来 先生方や現場の指揮官が指示を出せば済むものですが、
良い子の皆さんも、
もし暑くて苦しかったら「 暑い! 」 ・「 苦しい! 」と自分から言えるといいと思います・・・
でも、
それって 案外言えないことが多いんですよね。
ですから、
常に先生たちが 皆さんの様子や現場の状況をよくチェックし、避難後の病人を絶対に出さないようにしていきます。
まとまりのない難しい話ばかりでごめんね。
これからも、訓練を通して あるいは日常の中でお話しをしたり工夫をしながら、いざという時の心構えをみんなで作っていきましょう。
きょうは、
良い子の皆さん、
がんばったから 100点満点。