写真は、 平成元年 8月4日(金) に撮影されたものです。
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ある家のお庭に、 園バスが2台とめてあります。
園庭拡張工事のため、 園バスの駐車スペースが確保できなくなり、 臨時でこの場所へ 置かせてもらうことになったのです。
当時は、 園児数が増加傾向にあったこともあり、 園バスは 今と同じく 大型2台と小型1台の計3台で運行していました。
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写真のバスは 同じように見えますが、
実は 全く違います。
まず、 自動車メーカーが違います。
乗車定員も少しだけ差がありました。
片方が 子供定員46人で、
もう片方は 子供定員44人乗りでした。
( 筆者の記憶によるものです。 )
ですから、
現在のバスは子供定員39人ですから、 昔の方が ロングボディだったんですね。
当時は、
何でも同じものじゃなくて、 違いがあっていいのではという 考え方を尊重した結果、 大型2台は 同じ自動車メーカーで揃えなかったのです。
なにか特別な理由があったからではありませんでした。
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現在のバスは、 全てオートマチック車となりましたし、 自動車メーカーも同じですが、
当時は マニュアル車が普通で、 ドライバーとしては マニュアル車の方が 断然運転しやすかったと言い切ることが出来ます。
筆者も、 若かりし頃は バスの運転を長期間担当したことがあります。
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さて、
写真の大型バスが 駐車されているのは、 どなたの お宅か 当ててみてください!
当時、
園の駐車場は 職員室側のみでした。
プール側の駐車場はなく そこは果樹園でした。
( 現在は民間駐車場となり、 園が月極で借りています。 )
下の駐車場が狭いこともあり、 バスの駐車スペースを確保すると 他の車が駐車場を利用できなくなることもしばしばでした。
答え
写真のお宅は、 飯沼理事長宅 ( 当時 ) です。
昭和時代は、
写真のように 行事の度に バスをとめさせていただきました。
バスは、 表通りからバックで 門を入り、 くねくねした 通路を慎重に奥まで進み、
写真の位置まで行ったら 2台を横並びにして置くという感じでした。
今となっては、 懐かしい思い出です。
庭の池には金魚がいて、
筆者は、 バスをとめると 先ずは池の中を覗き込むのが常でした。
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園庭拡張工事は、 いよいよ 本格的な作業へと移行していきます。
今のところ見つかっていない その後の工事資料 ( 写真 ) を探し当てて、 いずれまた 続編を書きたいと思います。