「 ここは、 おれたちに任せてください! 」
色褪せてしまった写真ですが、 現在と変わらぬ雰囲気が感じられます。
創立の年から 続けてきた伝統行事です。
つき手のお父さんたちも ちゃんといましたね。
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この行事を毎年行うのは、 大変ですが、とても価値のあることです。
もちつきでは、
もち米をふかして、 出来たおもちを試食するまでの全工程を 子供たちに見せますから、
インパクトがあり、 とても勉強になる行事です。
幼稚園で経験したこの行事を、 子供たちが忘れることは決してないと思います。
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今どきは、 ご家庭でもちつきをするところは ほとんどないでしょう。
私たちの幼稚園のように 行事に定着していたり、 または地元町会や子供会などのように組織的に行っているケースがほとんどで、
個人のお家ではなかなか出来ないでしょう。
それだけ、 もちつきは作業が大変ですし、 そもそも昔と今とでは 生活様式も大きく変化してきました。
忙しくて、 時間に あまりゆとりのない今は、 そもそも個人で行うには 物理的に無理があるのです。
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筆者は、
幸いにして 子供の頃、 自宅でもちつきを経験しています。
そういう時代だったということもありますが、
もちをたくさんついて保存しておくことの意味や、 食べ物を大切にすることの意義などを、 理屈ではなく、 実際の体験を通して学んだのです。
ついた時に飛び散る もちのつぶつぶや、 寒い空気に触れて白くもうもうと立ち上る湯気、 もち米のふけた甘い香り、 父親の威勢のいい掛け声等々、
今もそのままはっきりと覚えています。
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今年も、 もうすぐ 伝統行事の 「 もちつき 」 を迎えます。
本物を見せることの大切さを、 八柱幼稚園は大切にしています。
つき手のお父さん、 係のお母さん、 子供たちと一緒に楽しみましょう。
どうぞ よろしくお願い致します。