ユニーク ・ THE 昭和

割烹着を着て、紅白 DE お父さんレース

当時の実際の競技名は分かりません。
( 以下、当時を知らない筆者が 書くことをご了解ください。 )

紅白に分かれたお父さんたちが、二人一組になり 楽しみながら競走しました。
しかも、着ているのは 二人用割烹着です。
実にユニークです。
もしも、現実にこんな割烹着が存在していたら、作業がやりにくくてしょうがないでしょうね! (笑)

この写真を見ていると、いつの間にか笑顔になっている自分に気が付きます。
手に持っているのは、バトン代わりの たらい ( 洗濯物らしきものが入っている ) ですね。
このレース、想像するだけで楽しくなってきます。

深読みすれば、デカパン競争のように 割烹着を着脱してレースの難易度を上げるといったことも考えられなくはないのですが、写真では 二番手に控える二人組のお父さんたちが既に割烹着を着ていますので、タライをバトンにして 反対側の折り返し点を回って戻るという競争だったのかなと思います。

割烹着は、時代の流れと共に 身近ではなくなったものの一つかも知れません。
ご家庭では、エプロンを使用する方がほとんどではないでしょうか?

明治時代に、日本で考案されたという割烹着ですが、今では 割烹料理店や居酒屋の女将さんが、あるいは料理研究家の方がたまに着用していることで、時々目にする程度かなと思います。

話題は少し道を逸れます。

「 降る雪や 明治は遠くになりにけり 」
俳人 中村草田男 ( 昭和6年 = 1931年 の句 )

筆者は、明治100年 ( 1968年 ) という国の祝賀ムードが高まった節目の時代を経験しています。
草田男の句は、それよりも37年も前に詠まれたものでした。

時は流れて、
来年 2025年 ( 令和7年 ) は、 昭和100年という節目の年を迎えます。
果たして、来年はどんな年になるのでしょうか。

今のところ 国の祝賀ムードは感じられない自分が、今ここにいます。

 

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