この写真のおかげで、 かつての 「 園庭 」 や 「 天然芝の斜面 」 の様子が鮮やかに思い出されます。
10月10日(木) に書いた 本特設ページ内の写真を参考にしてください。
白黒写真ですが、 当時の園庭と天然芝の斜面の境界線がよく分かります。
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芝生に座って見る園庭は、 例えば運動会などでは 臨場感あふれる最高の眺めとなりました。
ただし、
上の写真でも分かるように、 斜面の傾斜がきつく 長時間座っているのは困難でした。
そこで、 私たちが運動会の度に行っていたことがありました。
長い丸太を数十本用意し、それらを 杭で固定して 特設の丸太ベンチ式観覧席を作ったのです。
筆者が運動会の前日作業の中で 最も印象に残っているのは、 その作業でした。
そのような作業は、 ただやれば良いのではありません。
私たちは、 見に来られるお客様 ( 保護者や家族 ) に 日頃の感謝の気持ちを込めてするものだということを学びました。
いい経験をさせていただきました。
あの 天然芝の斜面はもうありません。
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工事車両が、 斜面の土を削り取りながら どんどん前に突き進んでいきました。
平成元年は、 私たちの幼稚園にとって 変革と躍進の年でした。
その後、幼稚園が 新たなものを生み出していくための大きな原動力になったのが、 園庭拡張工事だったのです。