航空写真の I さんが、 昨年度いっぱいで 勇退されました。
I さんとは、 画面左の撮影台に乗って集合写真を撮ろうとしている方です。
34年前の年長組社会見学の際の一コマです。
空港での記念集合写真は、 かつて このように撮影されていました。
( 最近は、 室内で撮るようになっていました。 )
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年長さんの社会見学が、
横浜港や羽田空港を経て、 成田空港へと目的地を変更してから 既に40数年が経過しています。
その間、 I さん にずっと撮影をお願いしてきたのです。
本当に長いお付き合いでした。
人は 誰でも、 人生において 自分のキャリアにピリオドを打つ日がやって来ます。
分かっていても、寂しいですね。
特に、 I さんは 空港の主のような方でしたから。
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感謝の気持ちを捧げながら、 少しだけ 彼についてお話しします。
撮影台を見てください。
これは、 飛行機のタラップを模したものです。
遠い昔に聞きました。
「 この撮影台は、 自分で作ったんですよ。 」
素晴らしいです。
夢があります。
彼の、 空港や飛行機に対する愛情の深さはいかばかりでしょうか?
この道一筋に歩んでこられた I さん に、 後悔はない。
そして、
カメラは 彼の信頼できる相棒ですね。
素晴らしき彼の人生に乾杯!
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この写真は、 記録用に筆者が撮ったものです。
しかし、 撮影角度が不自然です。
かなり高い位置から撮ったものだと考えられます。
もう、 昔のことで 忘れてしまいましたが、
私も I さんを 真似して、 展望デッキにあった 脚立を 勝手に引っ張り出し、 それに乗って撮ったのかも知れません。
若気の至りと言うには、 もはや それほど若くない年齢だったというのに。
それが事実なら、 お恥ずかしい話です。
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さて、
今週は、 年長組社会見学があります。 I さんが、 もしも ふらりと空港に現れたら・・・
想像するだけで 笑顔になれます。