園に戻ると、 現場監督さんと電気屋さん、左官屋さんが、 大時計の組み立て作業をしていました。
「 済みませんでした、 わざわざ。 」
◇
クレーン車の吊り上げは、少し待ってくれないかということになりました。
「 大丈夫です。 私たちの仕事は待つのが仕事のうちなんですよ。 」
組み立て作業は、 手順があり、簡単ではなかったようです。
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全て組み上がり、 さらに傷のチェックを行いました。
必要な箇所へ、傷用のペイントを施すと ようやくクレーンの出番となりました。
工事は、人のいない休みの日に行うのが常です。
しかし、もしも 子供たちがいたら、 きっと 「 がんばれっ、 がんばれ~! 」 の がんばれコールが沸き起こったことでしょう。