自然豊かな千駄堀湿地帯や里山の風景を忘れないためにも、この写真はとても貴重な1枚と言えます。
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高度経済成長の波に乗り、松戸市も急激な人口増により都市化が進む一方、千駄堀には貴重な自然が残っていました。
その自然に着目し 計画されたのが、自然尊重型都市公園として 1993年4月に開園することになった 「 21世紀の森と広場 」 です。
開園は、31年前のことでした。
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上の写真は、開発される前の自然を親子で訪ねた遠足写真で、 とても貴重なものです。
初夏の日差しが まぶしそうです。
写真を見て、飯沼 誠先生には どなたもすぐお気付きになられるかと思います。
また、田村園長と思われる人物は 後列に立っていて、ネクタイを締めているように見えます。
特筆すべきは、
飯沼春吉名誉理事長が、誠先生と左右に分かれて先頭に並んでいることです。
推測ですが、
開発前の千駄堀遠足では、春吉おじいちゃんがリーダー的存在になり、園児や先生・保護者を案内された可能性が高いと思われます。
なぜならば、千駄堀の里山や自然について 一番よく知っているのは 春吉おじいちゃんに他ならないからです。
危ない場所、安全な場所も知り尽くしていたことと思います。
この遠足の実施は、1975年5月でした。
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小さな子供用と思われるバケツが写真に写っています。
ザリガニを釣ったり、 メダカやオタマジャクシを捕まえたりしたのでしょうか。
そうだとしたら、実に楽しかったでしょうね。